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2007年12月27日 (木)

祇王寺 紅葉の絨毯

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猛暑の夏に続き、いつまでも暑い秋。葉っぱも日焼けしてしまって「今年の紅葉はダメかなあ」と心配していました。一時の冷え込みのお蔭で赤さを増して、「まあまあな紅葉まで回復した」って感じでした。紅葉の最後に「祇王寺」の落葉の絨毯をお届けします。

「祇王寺」  大覚寺 塔頭  真言宗
小倉山麓の竹と楓に囲まれた小さな草庵、小さな入口は樹木の影で暗いです。

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「平家物語から祇王、仏御前の物語」は新緑の頃に行った記事に書いています。以下は記事を短くして載せます。「祇王寺の由来」も→こちらの記事でどうぞ

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「平家物語 巻の一」  (以下、いただいた栞から抜粋しました)
平氏全盛の頃、都に白拍子の上手「祇王と祇女」という姉妹がいた。
姉の祇王が清盛の寵愛を得、妹の祇女も有名となり、毎月百石百貫の手当てもあって安穏と暮らしていた。

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ある日、仏御前と呼ばれる白拍子が清盛の館にやって来て舞をお目にかけたいと申し出た。「祇王がいるところには叶うまいぞ」と追い返したものの、祇王が「私も同じ白拍子の身」と取り成して、今様を歌わせた。

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清盛は仏御前に心を移した。昨日までの祇王への寵愛は何処へやら、清盛は祇王を追放してしまいます。
もとの貧乏暮らしに戻った祇王の家族に代わり、仏御前の家族は栄えます。翌年、清盛は仏御前が退屈しているからと祇王を無理矢理呼び寄せました。
はるか下の座敷に祇王が通されたのを知った仏御前は気の毒でなりません。祇王をこちらへ通し自分には暇を出して下さいと願いますが清盛は聞き入れませんでした。

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「かくて都にあるならば 又うき目を見むずらん 今は都を外に出でん」といって祇王(21才) 祇女(19才)母刀自(45才)の3人、髪を剃って尼となり嵯峨野のこの地で仏門に入りました。
母子三人が念仏しているところに竹の編戸をたたく者が。。。清盛の館を抜け出し剃髪して尼の姿でやって来た仏御前(17才)であった。
祇王は「わずか十七にこそなる人の、浄土を願わんと深く思い入り給うこそ」と4人で住むこととし、みな往生の本懐を遂げたのでした。

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この門は下から見えた小さな門です。

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葉を落とすと空が開けて明るくなるようです。

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嵯峨野にはやっぱり竹林。

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新緑の頃、白いネコちゃんがノンビリまどろんでいた庵の控えの間。影が虹色に表れるので「虹の窓」といわれる吉野窓も人でいっぱいなので今日はこれだけです。

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晩秋のわびしさが似合うところですね。

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やっと紅葉が終わってホッとしたら大晦日が目前。なんと一年の早いことでしょうか。
皆様、どのような年末をお過ごしでしょうか?
正月準備は主婦の主婦たる腕の見せ所でしょうがぁ・・・まだウダウダしてます。今日あたりから「エイッ」と重い腰を上げねば(遅すぎ!)。
以前と比べたらおせち作りも簡単にしています。錦市場、高島屋、大丸などの買い物が大活躍・・・かなり手抜きです。
年末年始のブログ用には公開してない寺院がまだあります。記事には事欠きませんのですよ。新年からはしばらく、撮りだめした写真や気に入った庭園などを集めた「庭園めぐり」「○○めぐり」とかも久しぶりに楽しんでみようと思います。

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もういちど苔の上の落葉です。緑の苔が印象的です。

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コメント

なんていうんやろう
田舎の山の紅葉みたいやね
うんうん♪

投稿: munixyu | 2007年12月27日 (木) 11:36

今年は紅葉が結構長かったですね・・・

投稿: キャメル田中 | 2007年12月27日 (木) 18:43

★munixyuさん こんばんは♪
そんな感じですね・・・違うところは柵がしてあって入れません。いろんなお寺があって嵯峨野は楽しいです。

投稿: りせ | 2007年12月27日 (木) 20:37

★キャメル田中さん こんばんは♪
期間は結構長かったようですね。嵯峨野、嵐山は紅葉は早かったし、東山は遅かったし・・・京都の中でも紅葉前線が違うみたいですね。

投稿: りせ | 2007年12月27日 (木) 20:41

またお邪魔しに来ました!

落葉すごく素敵…紅葉も良いけど、落葉の雰囲気好きで。
とくに、水に浮かぶ落葉が私の趣味で(笑)
私もこういうシチュエーションでよく撮ります。
赤と苔の緑の対比が自然と違う感じですけど、その違う感じがこの時期ならではですよね。

以前のコメントに「お気に入りに入ってれば、転載OK」と言う事で、本日のブログに参考として数点転載させて貰いました!
本当に有難うございます!!綺麗な写真でうっとり。。。

余談ですが(ブログにも書いているのですが)、以前ちらっとしか見ていなかったのですが、印象残った写真がありまして。
見たことのある写真だなぁって思ったら、こちらの写真でした(笑)
もう一度見たいなぁって思って探していたので。
まさか巡り合えるとは…びっくりしました。

投稿: バタコ | 2007年12月27日 (木) 21:08

★バタコさん こんばんは♪
ブログ見せていただきました。えらい宣伝していただいて有り難う。
写真の選び方が面白い!。若いなあ!!
このブログに来て頂く方の「検索ワード」とか「リンク元」を楽しみに見ることがあるのですが、googleとかの「小さな写真」を見て来て頂く方があったりします。「googleに写真の掲載をお願いした事無いのに嬉しいなあ」なんて思ってたのですよ。そんなのがいろんなところにあって写真だけ飛び回ってるのでしょうか? 何も知らないもので。
空とか水とか影とかが好きだから、よく撮ってますよバタコさんのブログも楽しみにしています。よろしく。

投稿: りせ | 2007年12月28日 (金) 02:50

祇王寺、なつかしいですね。
私が学生のころ、「嵯峨野さやさや」と言う曲が時折テレビやラジオから流れていました。
その局の中に、祇王寺もうたわれていたのを思い出しました。
ポチっと応援します。

投稿: 風竜胆 | 2007年12月28日 (金) 17:58

★風竜胆さん 初めまして♪
とってもとってもスミマセン。コメントは読んでいましたのに、お返事をしてなかったなんて。申し訳御座いませんm(_ _)m
「嵯峨野さやさや・・・」そうそうそんな歌あったなあ~。
応援有り難う御座います。
風竜胆さんのブログのランキングクリック・・2つシッカリさせていただきました。お許しを。。。
これからもこれに懲りずに宜しく。

投稿: りせ | 2008年1月 7日 (月) 12:36

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