広隆寺 弥勒菩薩
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”弥勒菩薩半跏思惟像”(戦後国宝第一号に指定)で特に有名な寺院です。
京福電鉄・嵐山線「太秦広隆寺」すぐ近く、電車は広隆寺の前の路面を走っています。
広隆寺 真言宗 別格本山。別称太秦寺・蜂岡寺。
『広隆寺由来記』には,広隆は秦河勝の実名とされますが、寺名の成立時期は不詳。
秦河勝が、推古11年(603)聖徳太子から仏像を拝受し蜂岡寺を造営し、推古31年(623)に新羅から送られた仏像を葛野秦寺に安置したと記されます。
広隆寺という寺名が文献に現れるのは、承和5年(838)ですが、飛鳥時代にさかのぼる仏像が伝わることや、出土瓦からその起源が飛鳥時代にあることをうかがわせます。
太秦の地は、秦氏が葛野郡に拠点を築いた五世紀以降特別な地として重要視されたものと思われます。度々火災にあい、現在の建物は平安時代末期以後のものです。
新霊宝殿に安置されている「弥勒菩薩像」(国宝)の写真が門前に。
「講堂」の屋根の鬼瓦。境内はすっかり秋の色でした。
講堂
永万元年(1165)再建された京洛最古の建物で俗に赤堂という。(重文)
薬師堂
地蔵堂
平安時代に我国繁栄の為に弘法大師が諸人安産、子孫繁栄の御祈願に基き制作された「腹帯地蔵尊」を安置。
能楽堂
本堂の方向は綺麗に色づいています。
本堂は「上宮王院太子殿」という。
享保15年(1730)再建、入母屋造の堂。本尊に聖徳太子を祀る。
こういうのを見つけるととても嬉しくて。正面の額を支えた・・何でしょうか?天邪鬼?上に貼ってある千社札が絵文字です。何て読むのでしょうか?「つぼの中に”ト”と”おる”」
下りて廻って見てみました。「聖徳太子」の額が掲げられています。
綺麗なお堂です。
こちらは旧霊宝殿 新霊宝殿は隣にあります。
「弥勒菩薩半跏思惟像」 (みろくぼさつ はんかしいぞう)
弥勒菩薩は須弥山の弥勒浄土といわれている兜率天(とそつてん)にて菩薩の行につとめられ、諸天に説法し、お釈迦様にかわってすべての悩み、苦しみをお救いくださり、正しい道へと導いてくださる慈悲の仏さまです。この「半跏思惟像」は「一切衆正をいかにして救おうかと考えている」お姿を表しています。
新霊宝殿・・・飛鳥時代の弥勒菩薩半跏思惟像をはじめ、天平、弘仁、貞観、藤原、鎌倉の各時代の仏像を祀る。中は撮影禁止の為まわりの庭です。
桂宮院本堂 (国宝)別名 八角円堂
聖徳太子が楓野別宮を起こされたところ。建長3年(1251)再建。
以上説明は「京都市観光文化情報システム」「広隆寺のパンフ」より。
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池に綺麗に映っています。
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コメント
わぁ~りせさん、この日を首をなが~くして、待っていました♪♪♪
先程、知り合いから「広隆寺だよ!」って連絡をもらい跳んできました(^^)v
私のお部屋にも額に入れて、写真を飾ってあります!(^^)!
よく知り合いから「京都に旅行に行くからお土産何が良い?」と聞かれる度に、「仏様、連れてきて」と云ってます^^;
今日は10ポチッ!でも20ポチッ!でもしま~すm(__)m
投稿: きこ | 2007年11月17日 (土) 13:10
★きこさん こんばんは♪
広隆寺・・・何十年ぶりでしょうか・・・記憶と全然違っていて。「弥勒菩薩は大きなお堂の中で見た筈」と思っていました・・・当時は旧霊宝殿らしいけど。他の寺院とごっちゃになっていて。「弥勒菩薩様」は遠かったですね。いまだに近眼の私には良く見えなかった、暗かったし。私はやっぱり「東寺の薬師如来像」が一番好きだなあ。
ポチッ有り難う・・・「近畿」はシンドイですね。でもヤッパリここにいるのが良いと思います。「国内旅行」はノンビリ出来たけど。
投稿: りせ | 2007年11月18日 (日) 01:37
広隆寺 聖徳太子建立日本7寺のひとつですね
瓦の写真 かなり参考になります。
社寺仏閣関係の瓦を主に製造していますが
ここ近年では 現代風から平安時代風の瓦に形が変わってきています。 とくに鬼瓦 隅巴(鬼瓦の真下の瓦)参考になります。
それと紅葉と瓦屋根最高に絵になってます。
投稿: T.S | 2007年11月18日 (日) 04:19
★T.Sさん こんにちは♪
とっても嬉しいコメント有り難うございます。襖絵、門の装飾、瓦、屋根を撮ったりは、あくまでも私の趣味程度のものですが「もしかしたらどなたかのお役に立っていれば良いなあ」と常に思っていたのです。
ですからとっても嬉しいです。瓦はかなりな数を撮っていますから、楽しんでくださいね。
説明も勉強になりました、有り難う御座います。励みになります。
投稿: りせ | 2007年11月18日 (日) 12:21