京都御所 4 御常御殿・襖絵 御内庭
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「御常御殿」(おつねごてん)の南面です。
「御常御殿」は紫宸殿と並ぶ大きな御殿で、部屋数も最も多い。天皇の日常的な住まいの空間であるとともに新年の祝賀や拝謁の行われた公的な空間もある。
最も格式の高い上段の間は天皇の御座所。(右の襖絵は京狩野派の狩野永岳の「桐竹鳳凰図」。左の絵の主題は「帝王学」。
中段の絵の主題も中国の「帝王学」です。公的な色合いのある中段、下段の間は鶴沢派の鶴沢探真ら御用絵師系の画家が担当。
安政2年の御所再建の際、当時の京都の名うての絵師たちが結集され、各御殿の襖絵や杉戸絵などの障壁画の制作に取り組みました。佐々木丞平・京都国立博物館長によると総勢97名の絵師が制作にあたり、およそ1年半の期間で完成させたそうです。
「御常御殿」の東に広がる「御内庭」(ごないてい)です。昨日紹介のお部屋の前にあります。曲折した遣り水を流して、土橋や石橋を架けた趣向を凝らした庭で、奥に茶室を構えている。
私は残念ながら見逃してしまいましたが、京都国立博物館・「京都御所の障壁画展」のサイトがまだ残っていました。御覧下さい。
見逃したのは残念だけど、博物館の展覧会だと勿論「撮影禁止」だから。
御常御殿の上・中・下段の間から続いている「御三間」(おみま)です。七夕や盂蘭盆会(うらぼんえ)の内々の行事の場です。
朝賀図(住吉弘貫筆) 御三間上段の間
賀茂祭群参図(駒井孝礼筆) 御三間中段の間
見学コース終わりのところから見た御学問所と紫宸殿の方向。
御学問所の屋根。松の緑が綺麗です。
左が「御常御殿」右が「御学問所」の屋根です。これで京都御所の公開コースはお終いです。4日間、皆様お疲れ様でした。
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