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2007年10月13日 (土)

北白川天神宮 秋祭りの日

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「北白川天神宮・秋の大祭」を記事(10/8)にしてから数日が経ちました。やっと今日は土地の氏神の北白川天神宮です。8日の記事と合わせて御覧下さい。
大文字山と比叡山との間の山裾に位置する北白川は、比叡山麓から花崗岩を侵食して流れる清流白川の扇状地として拡がった土地です。
既に縄文時代に集落が形成され、平安時代には南西に京都盆地を望む台地として洪水に悩む大宮人の理想郷として栄えました。北白川天神宮HP 場所はここです

ここに延喜以前より天使大明神と唱え、我国病気平癒健康長寿の神少彦名命が祀られていた。八代将軍義政公が文明年間、東山山荘造営に際し、現在の場所に造られました。

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また、後小松天皇(在位1392~1413年)から黒鉾を賜り、祇園の長刀鉾等と共に白河鉾として祇園会に参加したとも言われています。その黒鉾には延喜八年(西暦908年)と刻まれているため千年以上前に創建されたものと言えます。この黒鉾(壱之鉾)に続き、弐之鉾、参之鉾と鉾組織が作られました。
大的(おおまと)・高盛(たかもり)・御輿に三十九個の提灯を付け、篝火(かがりび)の中、百三十三段の石段を担ぎ上げる還幸、担ぎ下す勇壮な秋祭り等が絶えることなく続けられている。
北白川天神宮の前にはお祭りの屋台が出ています。

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平安時代ここは都に近く宮廷の貴族、大宮人が風光明媚な白河街道沿いにこぞって山荘を営み、詩歌に興じたところ。
白川石と花の里でもあり、枯山水の庭園に敷き詰められる「白川砂」の産地として、束ねた花を頭に戴いて宮中へ献上することで有名な「白川女」の里です。(大原女は頭上に薪や柴) 名水にも恵まれ、遠方より水汲みに訪れる人が多い。
白川石で造られた萬世橋です。

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白川女の碑と御神水

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山の上本殿へ神輿を担ぎ上げる時のロープでしょうか、用意されています。

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萬世橋の欄干に篝火が取り付けられ、本殿のある山ノ上で「お迎え太鼓」が打ち鳴らされます。提灯に飾られより神輿は、この「白川太鼓」のリズムに勇気付けられ、雄大に揺れながら、山ノ上本殿までの133段(現在は135段ある)の石階段を登りクライマックスを迎えるのです。

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下を見ると。

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今日はお祭り、子供たちが三々五々やって来ます。

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拝殿

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上には三十六歌仙の額が掲げられています。これを見るのも楽しみです。

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恐・可愛い狛犬さんです。

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こちらは参道の階段を登りきったところの狛犬さん。

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もっと古く感じます。

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境内の社をまわってみます。昼なを暗い森の中です。

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来年は夜の勇壮な神輿の担ぎ上げを見たいものです。

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説明は駒札、京都市情報システムより。

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北白川天神宮・お祭りなどを支えるのが「若中会」です。

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■散策1 北白川 疏水も」カテゴリの記事

コメント

萬世橋までは行きました。社殿というか神社がその奥にあるなどわからず、寒いのですぐ帰りました。もったいない。穴場っぽい神社で雰囲気も良さそうで今回拝観します。
橋の下を流れる川が疎水と思っていたら、白川なのですね。というと銀閣寺道交差点で川が交差しているのでしょうか。
では、明日から京都を荒らしまわります。

投稿: あしかが | 2007年10月13日 (土) 12:38

★あしかがさん こんにちは♪
北白川天神宮って結構分り難いのによくぞ辿りつけましたね。昼間でもあの鳥居の中へは暗くて一人では入れません。
白川ですが、地図の白川を辿って行く途中で「哲学の道」の疎水と平行して走り、白川は動物園の疎水に合流するのですね、初めて知りました。
京都はちょっと寒いですよ。どうぞどうぞ荒らしまくって下さい。

投稿: りせ | 2007年10月13日 (土) 17:47

最近神社へお参りする際、狛犬(のお顔)を興味深く見るようになりました。個性的で面白いですね。また遊びにきま~す!

投稿: hal@くるり京都 | 2007年10月14日 (日) 08:46

こんにちは。京都・哲学の道案内で記事を書かせてもらっているてつです。
先日はコメントありがとうございました。
お祭り、私は御神輿だけ見て帰ってしまいました。
神社の方ではこういう感じだったんですね~。楽しそう^^
お参りもずいぶん行ってないです。けっこう階段があるんですよね。近々行こうかなと思います。

投稿: てつ | 2007年10月14日 (日) 18:23

★hal@くるり京都さん こんにちは♪
狛犬さん。恐いのやら、可愛いのやらいろいろあって。それに「この狛犬、あそこの神社とそっくり」なんて見つけるのも面白いです。

投稿: りせ | 2007年10月14日 (日) 20:25

★てつさん こんばんは♪
ようこそ、コメント有り難うございます。
銀閣寺の交差点で見た後「光雲寺」に行って来ました。カメラの調子も良くないし、疲れたのもあって、夜のお祭りは見ずに帰りました。
長いけれど登り易い階段でした、上は淋しいです。紅葉の頃が良さそうですよ。

投稿: りせ | 2007年10月14日 (日) 20:36

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