« 石峰寺 2 「若冲忌」 掛け軸と鬼瓦 | トップページ | 若冲 花12ヶ月 »

2007年9月13日 (木)

石峰寺 3 若冲と五百羅漢

新しく来て下さった方は 目次 もご覧ください。※写真は全て拡大します。

Dsc01723a

百丈山石峰寺は宝永年間(1704~11)黄檗宗第六世賜紫千呆(せんかい)禅師により建立された禅道場である。(以下説明は頂いた栞より))
以後寛政年間に画家伊藤若冲が当寺に草庵を結び、禅境を好み仏世の霊境を化度利益することを願い、七代密山和尚の協賛を得て安永の半ばより天明初年まで前後十年余りをかけて裏山に五百羅漢を作ったのである。

赤門を抜けて・・・振り返ってみました。五百羅漢さんのお山です。

Dsc01689a

羅漢とは釈迦の説法を聞き、世人より供養される者を言うが釈迦の入滅後、その教えを広めた数多の賢者を賞嘆する意味で宋・元時代より五百羅漢の作成が見られる。

 Dsc01690b

苔むした石の台座の上には新しい石仏が置かれていました。

Dsc01692a

過去の石峰寺の記事はこちらです。    ライトアップはこちらです。

Dsc01796a

我国に於いても室町時代以後この五百羅漢の作成が見られ、その表現は虚飾の無い表情のなかに豊かな人間性と美を秘めている。

Dsc01702a

石峰寺の五百羅漢は若冲が磊落な筆法にて下絵を描き、石工に彫らせてもので釈迦誕生より涅槃に至るものを中心として諸菩薩、羅漢を一山に安置したものである。

Dsc01706a
m

Dsc01707a

今日は羅漢さん個々のアップは止めにしてお山の様子をお届けします。

Dsc01726a

長年の風雨を得て丸み、苔侘びその風化に伴う表情や姿態に一段と趣を深めている。

Dsc01731a

明治以後荒廃していた羅漢山は龍澤和尚の篤志により、草を払い径うを開き、個々の石仏の趣を見るによく整理されたものである。(以上石峰寺の栞より)

Dsc01700a

赤い鳥居でお馴染み「伏見稲荷大社」はすぐ近く。稲荷大社はまとめてこちら

Dsc01733a

この夏に心無い者に数体破壊されたようです。今修理中です。

Dsc01740a

前回来た時汚れていたのも綺麗になっていました。

Dsc01750a

今日は、ほぼ全方向に向けて撮っております。

Dsc01756a

写って無いものは過去の記事に載っていると思います。合わせて御覧下さい。

Dsc01761a

Dsc01754a

今日はいっぱいの羅漢さんです。お好きな羅漢さんを見つけて下さいね。

Dsc01764a

Dsc01788a

涅槃

Dsc01774a

釈迦を取り囲む多くの石仏。

Dsc01772a

久しぶりにタップリの写真です。

Dsc01777a

賽の河原

Dsc01782a

Dsc01783a

------------------------------------------------------------
      是非よろしく→     こちらも→ にほんブログ村 旅行ブログへ
------------------------------------------------------------

 
赤門を後に・・・ いつまでもこのままで。

Dsc01686a

|

« 石峰寺 2 「若冲忌」 掛け軸と鬼瓦 | トップページ | 若冲 花12ヶ月 »

 1 地蔵 鐘馗 名水 絵馬堂」カテゴリの記事

石峰寺 (五百羅漢・伊藤若冲)」カテゴリの記事

 1 伏見 稲荷 藤森 鳥羽」カテゴリの記事

コメント

こんなに沢山の羅漢の写真を載せて頂いて感謝いたします。
本当にその場に立っている気分です。

投稿: ジバゴ | 2007年9月13日 (木) 14:00

★ジバゴさん こんにちは♪
ブログで紹介してくださって有り難うございます☆
訪れる事が無理な方も多いと思いまして、今回は全体を撮ってきました。全体写真、集合写真のようですが。
今まではユニークなのを狙っていましたが、皆さん撮られるのは同じようなので、限られたものの写真ばかりが広まりそうだったので。

投稿: りせ | 2007年9月13日 (木) 14:54

石峰寺も拝観しなければならないことになりました。なにか、りせ様の手の平の上で踊らされている気がします。
東京芸大美術館で金比羅さんの、応挙・若冲・岸岱壁画展がありました。若冲人気のせいか、おじさま・おばさまの長蛇の列、私的には岸岱が一番でした。
若冲は近代美術館のプライス展、承天閣での若冲展と大作には少々ゲップが出ていましたが、藤娘・向日葵・萩のような小品はりせ様が背後霊のように写り込んでいようが、感激です。ほんまに若冲?
羅漢さんは、愛宕の先代が呼びかけてできたものも、石峰寺のものも、時代は違えど、仏さん・お寺さんに対する畏敬の念が感じられます。
毎日有難うございます。

投稿: あしかが | 2007年9月13日 (木) 19:02

★あしかがさん こんばんは♪
実は私は石峰寺には遠からず近からずの所で生まれ育っております。石峰寺の名前と五百羅漢のことは聞いていましたが、行ったのはHPを作り始めてからです。五百羅漢のお山が荒らされては。。。との危惧から寺名を公表するのもどうしようかと思うほど、その時は人が来ていませんでした。
今回これほどまで多くの写真を載せさせていただいたのは、今まで遠慮し過ぎたからというか・・・昨今の若冲人気からネット上でも石峰寺をよく見かけるようになったから・・・意地ですね。
若冲の絵は6-7年前になるでしょうかNHKで見ましたが、私としてはそれ程「好きというものではなく」どの展覧会にも行ってません。
12ヶ月の花の絵のことですが、今電話して聞いてみました。
飾ってあったのは版画で、元になる絵は別のお寺にあるようです。版木は寺町にあるお店が持ってられるようで版画は販売しておられるようです。
ガラス越しはいつも正面に立たないんですが、歪んでは・・との思いから今回は正面でシッカリ私が写ってしまいました。

投稿: りせ | 2007年9月13日 (木) 20:47

若冲のことで不躾なことをコメントし、お手数を煩わせまして申し訳ありません。
芸艸堂さんですね。ありました。どこかで聞いた名前だなと思っていたら、神坂雪佳の百々世草を出版している会社でした。
有難うございました。

投稿: あしかが | 2007年9月13日 (木) 21:43

★あしかがさん こんにちは♪
いえいえどういたしまして。一度寺町の芸艸堂さんに見に行こうかと。
12枚はスライドショーにしました。(カッコ良くないスライドショーですが)
後が写っていることで、返って著作権に引っかからないと思います。

投稿: りせ | 2007年9月14日 (金) 09:59

こんばんは!私も何年か前行きましたよ。夏だったので、うちわを貸してもらい、虫除けスプレーだったかな?つけさせてもらいました。アットホームなお寺さんだなと思いました。羅漢さんの写真懐かしいです。若冲の絵は好きで、小さな画集を持っています。独特な画風ですよね。江戸時代なのに モダンな感じがします。錦小路を歩いているとき 若冲の家はどの辺りだったのかななんて思いながら歩いています。

投稿: shimasi | 2007年9月16日 (日) 22:04

★shimagiさん 初めまして♪
山の中は蚊が多いですね。立ち止まって見てるから、なお更餌食ですね。
私は若冲の絵はNHKで・・・1時間くらいの番組だったでしょうか、あれしか知らないのです。私へそ曲がりだから、人気が出てくると避けてしまうところがあるのですよ。
「どこかな~」なんて思いながら歩くのは楽しいですね。

投稿: りせ | 2007年9月17日 (月) 01:34

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 石峰寺 2 「若冲忌」 掛け軸と鬼瓦 | トップページ | 若冲 花12ヶ月 »