岩船寺 夏も終わり

←新しく来て下さった方は 目次 もご覧ください。※写真は全てクリックで拡大します。

岩船寺　（がんせんじ）　
京都府木津川市加茂町にある真言律宗の寺院で、山号は高雄山（こうゆうざん）。
京都府の南端、奈良県境に近い当尾（とうの）の里に位置します。
行政的には京都府に属していますが、地理的には奈良に近く、文化的にも南都の影響が強いとされています。場所はこの辺りです。

寺伝によると天平元年（７２９年）に聖武天皇の発願により行基が建立したと伝わる。
アジサイの名所として知られています。

「岩船寺」の名になった門前の岩船(いわふね)。
寺塔三十九坊の僧侶が「岩船寺」に入る前に身を清めた「石風呂」です。

石室不動明王　　　花崗岩。手前左右に角柱を立て寄棟屋根を支えている。
石室不動明王立像は慶長２年（１３１２）２月、塔頭湯屋坊の住職盛現が眼病に苦しみ、不動明王に７日間の断食修法をされ、成満日には不思議にも眼病平癒された。そして報恩のために自ら不動明王を彫刻安置し、入滅の時「我が後生の凡俗にて眼病に苦しむ者あれば、必ず岩船寺の不動明王を祈念せよ。７日間に祈願成就する」と遺言され、今日に至るまで霊験にあやかろうと多くの参拝がある。

五輪塔　鎌倉時代　（重文）　　　　厄除け地蔵　鎌倉時代

本堂　
堂内の行基の作と伝わる本尊阿弥陀如来坐像（重要文化財）は、高さ3メートルにも及ぶ巨像。一木造で漆箔が施されています。胎内の墨書銘（９４６年）から、平安時代のものとされています。藤原時代の普賢菩薩像は、白い象に乗る合掌姿の仏像です。

三重塔　（重要文化財）
三重塔は天長２年(８２５）智泉大徳入滅の後、１０年を過ぎて承知年間(８３４～８４７)に、仁明天皇が智泉大徳の遺徳を偲んで宝塔を建立されたものであると伝えられる。
初重の内部には来迎柱を立て、須弥壇と来迎壁を設けている。
鎌倉時代～鎌倉時代に再建され、平成１５年３月平成の大修理が完了。

紫陽花で有名なお寺ですが、「関西　花の寺」の名のとおりこの時期にも多くの花が咲いておりました。紫陽花の頃の岩船寺はこちらです。

m

ｍ

三重塔のそれぞれ３つの屋根の下の四隅の垂木は「天邪鬼」（重文）が支えています。

ｍ

10世紀半ばには岩船寺は三十六坊をもつかなりの規模の寺院でした。

ｍ

　

阿字池

阿字池越しの本堂です。

阿字池の向こうに見えるのが
「十三重石塔」（重文）　１３個の笠石を積み重ねた　高さ６．２ｍ

少し山に登ります。どこまでも美しい三重塔です。

報恩の鐘

ｍ

承久３年（１２２１年）の承久の変の兵火により建物のほとんどを焼失するが、鎌倉時代～鎌倉時代に再建され、江戸時代には興福寺の末寺であった。（以上説明は栞より）

ｍ

古い野仏さんがあちこちに点在しています。

こちらにも岩船が？

岩船寺をあとに「当尾（とうの）の里の石仏巡り」をして「浄瑠璃寺」に向かいました。
当尾の里のカテゴリーは「■散策・府下・・・加茂」の中の岩船寺、浄瑠璃寺です。

　　　　ランキングに参加してます。応援のクリックを宜しくお願い致します。　
　　　　　　是非よろしく→　　　　　こちらも→