貴船神社 奥宮
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貴船神社奥宮は本宮から500mのところにあります。元はここが本宮でした。
奥宮の鎮座地は貴船の谷の一番低い所にあって、しばしば水の害に遭い、天喜3年(1055)に貴船神社本宮を現在の地に遷しました。
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奥宮参道の入り口に架かる橋を「思ひ川橋」といい、小さな橋です。
ここにも和泉式部の想いが。
老杉が生い茂る参道を行きます。とてもいいものです。
格子から覗くのもおつなもの。
奥宮まで来る人はほとんどいません。
現在本殿は、文久3年(1863)のものをその後修理を重ねて今日に至っています。
恐・可愛いですね。
奥宮の本殿の下には、今も龍穴がある。
大和の室生龍穴や備前の龍穴と共に日本三大龍穴の一つとされている。
伝説によると、文久年間の修理の時、大工が誤ってノミを龍穴に落としたところ、晴天俄かに墨の如くなり突風が吹きすさんでノミを空中に吹き上げたといわれる。
御船形石 海上安全の石。 拡大して下さいね。
もう一度、貴船神社の公式サイトです。中身が濃いですよ。
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「白い着物を着け、髪は乱し、顔に白粉、歯には鉄漿、口紅は濃くつけ、頭には鉄輪をかぶり、その三つの足にローソクを立てて」。。。
コワーい「丑の刻参り」の起源はここです。
「丑の刻詣」・・・貴船と鉄輪の伝説。拡大してね。
※丑の刻参りは「宇治の橋姫」の伝説にち因みます。夫を他の女性に奪われた公家の娘が、貴船神社の神に「私を鬼にして仕返しさせてほしい」と頼みます。「鬼になりたけれ ば姿を変えて、宇治の川に漬かれ」と神託を得ます。娘は頭に鉄輪をかぶり、燃える松明をつけ、見るも恐ろしい姿で宇治の川まで走り、21日 間水に入って生きながら鬼になり、夫と相手の女性、さらにその縁者にまで次々と報復したのだといいます。
貴船奥宮を後にして、叡山電車の貴船口に向かいます。30分ほどの道のりです。
「早く帰りた~い」と思う気持ちには駅まで遠すぎです。
左の赤い柵の中には大きな「蛍岩」が。
和泉式部が貴船神社に参詣して恋の成就を祈り、「もの思へば沢の蛍もわが身よりあくがれ出づる魂かとぞ見る」と有名な歌を詠んだのが、この蛍岩近辺の光景だといわれ、今も蛍の名所となっています。駅まであと100mです。
時間があれば、水遊び。
紅葉の頃、この辺りの叡山電鉄沿線はライトアップされます。
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