庚申堂と八坂の塔
←新しく来て下さった方は 目次 もご覧ください。※写真は全て拡大します。
「梅」を早く記事にしてしまわないと、桜が追いついてしまうと思ってましたのに、昨日の気温はまた足踏み状態でした。
今日は八坂の庚申堂(こうしんどう)と八坂の塔です。
東山通りからこの八坂の塔が細い道の先にあります。バスからだと一瞬ですので、見逃しがちです。
八坂の塔は正式には法観寺と言います。
聖徳太子が如意輪観音の夢のお告げにより建立し、往時は延喜式7ケ寺の一つに数えられ隆盛を極めたが、現在は八坂の塔(五重塔)と太子堂、薬師堂の二宇を残すのみである。
八坂の塔は本瓦葺き五層、方6メートル、高さ46メートル、白鳳時代の建築様式を今に伝えるもの。
創建以来、度々災火により焼失したが、その都度再建され、現在の塔は永享12年(1440)に足利義教によって再興されたものです。
公開は「いつも」というわけでなく、気ままな公開かしら? と思うほどですが、この日ラッキーにも公開日・・・ですが・・・小さな声で・・・(拝観料が倍の400円になってましたw(゚o゚)w)
塔に入る前に・・・梅をご披露します。
綺麗な白梅が咲いていました。
ではイザ中へ。
◆塔の中の仏像の説明は→こちらの記事を見てくださいね。
拝観料が倍になって・・・!!(゚ロ゚屮)屮・・・ですが、1440年建立の重要文化財に登れるなんてめったにありません。
東寺は五重塔に入るだけで別料金。撮影なんてもってのほか。
心柱の周りを一周出来るだけですぞ。(厳しい監視付き)
素晴らしい障壁画でしょ。
これが心柱(しんばしら)
塔は2階まで上がれます。斜度70-80度はある恐ろしく急な階段(はしご段かも)
こちらは西の方向。東山通りから上がって来た道。
祇園閣が見えます。
上がりっぱなしで庚申堂にするのも何なので・・・地上から。
八坂の塔すぐ近くに「八坂の庚申堂」(こうしんどう)があります。
ここも何度も記事にしていますので、色とりどりの「くくり猿」と梅の花です。
庚申とは干支の 庚申(かのえさる)の日を意味し、この夜に人間の体の中にいる三尸の虫が、寝ている間に体から脱け出して、天帝にその人間の行った悪行を告げ口に行く日なのです。天帝は悪いことをした人に罰として寿命を縮めます。
ところが、三尸の虫は、人間が寝ている間にしか体から脱け出ることができないので、庚申日は、徹夜をする、これを庚申待ちという。
この庚申待の行事にさまざまなことを行って徹夜していたが、青面金剛はこの三尸の虫を喰ってしまうので、いつの頃からか、庚申待ちには、この青面金剛を本尊として拝むようになり、庚申イコール青面金剛となった。
また、この日、睡眠をささげて、一晩一心に願い続ければ如何なる願いも叶うとされている。(庚申堂公式サイトより)
くくり猿はまさに、お猿さんが手足をくくられて動けない姿をあらわしています。 お猿さんは人間に近い動物といわれていますが、所詮は動物、欲のままに行動します。動物園に行けば、お猿さんは欲のまま走り回っていますね。 この姿を人間の中にある、欲望に喩えてあり、人間の中にある「欲望」が動かないように、庚申さんによってくくりつけられているのです。くくり猿に願い事を託して、それを叶える秘訣は、欲を一つ我慢することです。
これだけ「くくり猿」がぶら下がっていると圧巻、壮観です。
庚申堂の梅は可愛い紅梅を1枚だけ。
ここのお守りは「くくり猿」と・・・お猿さん
今日から東山・花灯路が始まりますね。去年は行かなかったけど・・・今年はどうしようか・・・寒いかな?
◆ ブログランキング応援クリックが、毎日の更新の励みになっています。
両方クリックしていただくと、とっても嬉しいです。
--------------------------------------------------------------
是非よろしく→ こちらも →
--------------------------------------------------------------
無理に椿を置いたわけじゃないのですよ。
最近のコメント