2018年11月17日 (土)

来迎院 2018紅葉

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

三千院を出て、参道の石段を下ります。下に見える「一福茶屋」の前から左に曲がり、呂川に沿って歩きます。

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左には三千院の塀が続きます。

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昨日の記事に出てきた「朱雀門」

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「勝手神社」 三千院、来迎院、勝林院など魚山の寺院や声明道の守護神として崇敬されてきました。三千院の寺伝によると、平安時代後期の1125年、良忍上人が大和多武峰より勧請したとされます。三千院の観音堂の裏手を通り律川を渡ったところに祠があります。

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呂川の橋を渡ったところに、来迎院の支院「蓮成院」があります(非公開)。

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しばらく呂川は左を流れます。

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来迎院の塔頭「淨蓮華院(じょうれんげいん)」、精進料理がおいしいと評判の宿坊で、飲酒も可能だとか。様々なイベントも行われます。

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呂川沿いの道の正面に来迎院の参道入口があります。小さく看板が見えるところに来迎院の山門の石段があります。

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「来迎院」は、山号を魚山という天台宗総本山・延暦寺の別院です。山門を入った正面は「会館」で参拝受付があります。

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平安時代の仁寿年間(851~854)に慈覚大師円仁が声明の道場として創建したのが始まりです。(本堂は右手の石段の上の高台にあります。)

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平安時代末期に良忍上人が再興し、融通念仏を始めるとともに円仁に始まる声明を大成しました。本堂は室町時代の天文年間(1532-1553)に再建されたものです。

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本堂には、藤原期の薬師(中央)・阿弥陀(右)・釈迦(左)の三尊像(重文)を安置しています。過去の記事には写真が載っていますが、現在は撮影禁止ということで、下はご住職に見せていただいた写真です。天井に極楽浄土に舞う天女が描かれています。

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薬師如来は耳の病気にご利益があるとされ、左の絵馬はファンの方が歌手の堂本剛さんの回復を祈願したものです。

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本堂の前にはツツジが植えられ、正面には呂川に面した門があります。右の梵鐘は室町時代の永享7年(1435)藤原国次作で京都市指定重要文化財です。

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本堂の右手前の小高いところに、鎮守堂(中央)と地蔵堂(左)があります。

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先日の台風21号によって建物や木に被害はなかったのですが、数日間停電となったそうです。

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本堂の右奥から良忍上人の墓への道があります。来迎院を再興した良忍上人(1073-1132)は、比叡山で修業をしていましたが、山門派(延暦寺)と寺門派(三井寺)の対立を嫌って山を下り、勝林院で声明梵唄を学びました。

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その後、念仏と読経(声明)を切り離して、天台声明を統一して大原声明を完成しました。さらに、融通念仏を創始しました。途中で律川を渡ります。

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鳥羽上皇の勅願により河内に日本初の念仏道場を開き、後に融通念仏の総本山の大念仏寺となりました。最期は来迎院で亡くなりここに葬られています。

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江戸時代中期の安永2年(1773)「聖応(しょうおう)大師」の謚号を賜りました。 墓への参道の途中に昭和6年(1931)に奉納された「聖応大師八百歳諱」の石碑があります。

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帰りは新しい収蔵庫「如来蔵」の前から急な坂道があるのですが、本堂の横を通り最初に来た石段に向かいます。

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この後、しばらく訪れていなかった出世稲荷神社に向かいました。

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2018年11月16日 (金)

三千院 観音堂からおさな六地蔵へ 2018紅葉

目次  2006年1月27日から毎日更新しています。

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※写真は全てクリックで拡大します。

三千院の庭園・有清園の南からさらに坂道を上ります。分かれ道の間に京の七福神の一つ「妙音福寿大弁財天」と「宇賀神」が祀られています。宇賀神と弁財天は神仏習合によってより功徳を増すといわれ、宇賀神は下の檻の中に蛇の姿をしています。

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TOPの写真の右の石段を上ると、山の斜面に4段に造られた境内の3段目の広場に着きます。

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「金色不動堂」 護摩祈祷を行う祈願道場として平成元年に建立され、本尊として智証大師作と伝えられる秘仏「金色不動明王」(重文)を祀ります。毎年4月に行われる不動大祭期間中の約1ヶ月間、秘仏が御開帳されます。

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上の写真には写っていませんが、左に茶所「和心堂」があります。無料休憩所になっていて昆布茶が頂けます。

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金色不動堂の右手にある石段を上ると、一番高い4段目の台地に「観音堂」があります。平成10年に建立され、身丈3メートルの金色の観音像が祀られています。

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観音堂の両側に「小観音堂」がいくつも建っていて、奉納された小観音像が安置されています。左の小観音堂の横に美しい姿の「聖観音像」が立っています。

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石仏彫刻家・長岡和慶師の作品です。師は石彫家として初めて三井寺や三千院から大仏師の称号を受け、石仏の文化財あるいは信仰の対象としての価値を高めたと評価されています。永観堂阿弥陀堂前にある「やすらぎ観音」も師の作品です。

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中根史郎作庭の「二十五菩薩 慈眼の庭」 斜面に配置した25の石を菩薩に見立てて補陀落浄土を再現したものだそうです。補陀落浄土は観音様が降臨する浄土(極楽)のことです。

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観音堂から新しい道ができて、津川にかかる上の橋まで続いていました。下は上の橋からですが、とりあえず下の橋を渡ります。

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下の橋に行く途中にある休憩所。下の橋を渡ると大きな石仏があります。

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「大原の石仏」 鎌倉時代中期に念仏行者たちによって作られた阿弥陀如来像です。かってこのあたりで炭焼きが行われ、その製造・販売に従事する人々にちなんで、「売炭翁石仏」ともいわれています。当時の浄土信仰を物語る貴重な遺物とされています。

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石仏の前の苔むした岩に可愛いお地蔵さん2体います。同じお顔のお地蔵さんをどこかの寺で見たことがあるのですが、未だに思い出せません。

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石仏の前から津川沿いに少し遡ると2体のお地蔵さんがいます。石柱から掘り出したようで、少し角ばっています。ここから上流側に昨年の春に新たにお地蔵さんが置かれました。

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「猫地蔵」 ここには6体のお地蔵さんが置かれ「おさな六地蔵」という看板がありました。一方、三千院のホームページにある境内地図には猫地蔵という名が記入されているだけです。

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「スマホ地蔵」 以下のお地蔵さんの名前は、この六地蔵を見つけた人々が呼んでいるもので、正式な名前かどうか分かりません。

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「六地蔵」は、全ての生命は6種の世界に生まれ変わりを繰り返すという、仏教の六道輪廻の思想に基づき、六道にいる人々を救う地蔵のことです。「鳥地蔵」 

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六道は、地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人道、天道とされることが多いのですが、このわらべ像が、六道を救う六地蔵かどうかは分かりません。「良寛地蔵」

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わらべ六地蔵は、宮崎県日南市在住の彫刻家・橋口弘道氏の作品です。様々な素材を用いて主として仏像を制作、都城市立美術館前に宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を意識した不軽菩薩という作品があります。「笑み地蔵」

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橋口氏は宮崎市の「森のこども園」の園長でもあります。わらべ六地蔵の周りにはたくさんの石が積み上げられて、賽の河原のようになっています。「お花地蔵」

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津川にかかる上の橋からこのお地蔵さんの前に来られる方が多く、そのために新たに観音堂から道を造ったようです。三千院の新しい見どころの一つになりつつあります。

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ここから「あじさい苑」を通って御殿門まで戻ります。

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有清園の端にある西門をくぐります。

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右の建物「円融房(えんにゅうぼう)」は、かって比叡山東塔に建てられた三千院の前身の名前と同じですが、現在は収蔵庫兼展示施設です。向うの建物は「円融蔵」で、三千院開創以来の仏教・国文・国史、皇室の記録や史伝等が展示されています。

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この後、来迎院に向かいました。

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