木屋町通を歩く 押小路通から二条通
過去の全記事 2006年1月27日から毎日更新しています。
今日は木屋町通の最後で、押小路通から北端の二条通まで歩きます。手前の路地の先は「新三浦」。大正初期の創業の水炊き鳥料理のお店で、井戸水と鶏ガラを10時間以上煮出してとった白濁したスープ、使うのは国産の朝びき若鶏のみ、
それにキャベツ、丁子麩、白餅、葛きり、椎茸などが入ります。鳥水だき以外にも焼きもの、揚げもの、煮物などの鳥料理もおススメです。夏には納涼床でお食事をすることができます。建物は女優・森光子の生家で、当時のままの部屋も残っているそうです。
「割烹やました」 京料理の割烹でおススメはアラカルトです。1階の14席のカウンターに陣取って、自分の好みやその日のおすすめの食材を職人らと相談しながら食べるのがこの店の定石とか。
「豆屋源蔵」 お茶屋を改装した趣きある建物で、盛り付けも繊細で美しい、豆腐を主としたカジュアルな京料理を頂けます。ほっと温まる湯豆腐のコク、湯葉の優しい味わいが出汁と共に染みわたります。鴨川に向かって並んで座れる2人席もあります。
「史蹟 高瀬川一之舩入」 現存する唯一の舟入で、1934年、国の名勝天然記念物に指定されました。船入は船がすれ違うために退避したり、荷物の揚げ降ろしをする水路で、二条~四条間には九つの船入があり、最盛期には170隻の高瀬舟が行き交いました。
右に句碑があり、「舟入の灯影に明くる春の雪」。作者の那須乙郎(1908-1989)は滋賀県生まれ、水原秋桜子に師事、「向日葵」を創刊、京都俳句作家協会を設立しました。
左の路地の奥に「鮨 森学」、地元舞鶴をはじめとする全国各地から厳選した旬のネタを使用、職人が腕によりをかけて握る寿司を楽しめます。新鮮な素材の風味を最大限に引き出すため、日々の仕入れにも細心の注意を払っているそうです。
「OIWA」という看板があり、地図にはオオイワビルと書いてあります。ネットには情報はありませんが、後に出てくる串揚げ屋さんの事務所ではないかと思います。
ここが高瀬川の北端で、船底が浅い「高瀬舟」が置いてあります。伏見の酒、味噌、米俵、薪など、当時の典型的な積荷がのっています。
右(西)は「京都銀行会館」。「京都銀行協会」は明治14年(1881)当時市内に所在した銀行8行が協議の上「京都同盟銀行」を結成し業務上の研究打合せおよび手形交換手続等の相談をしたのがはじまりです。奥に日本銀行京都支店の建物があります。
「島津創業記念資料館」 創業100年を記念して1975年に創業の地に開設。創業者の島津源蔵はかつて仏具職人で、文明開化と共に欧米から入ってきた科学に興味を持ち、明治8年(1875)に会社を興し、その技術で科学実験教材を次々と国産化しました。
2代目も父親に負けじと科学に没頭し、日本で初めてのX線撮影に成功するなど事業を医療・分析機器へ広げました。島津製作所は次々と画期的な技術の分析機器を開発し、後に田中耕一氏のノーベル賞を生みました。
「がんこ高瀬川二条苑」 手頃なお値段で本格的な和食や懐石料理がいただけます。少人数から利用できる個室を用意、夫婦や気心の知れた方とのお食事にも最適。ここはかって、角倉了以の別邸と庭でした。
その後、明治の総理大臣・山縣有朋(1838-1922)の別邸「第二無鄰菴」となり、後に何人かの所有を経て串大岩が所有、現在は料亭「がんこ高瀬川二条苑」となっています。「角倉了以別邸跡」の碑
「がんこ高瀬川源流庭園」 鴨川の西の河川敷を流れるみそそぎ川から取水した水がこの庭園を流れ、高瀬川の水源となります。かなりの水量です。お客は庭園を散策できます。(下は以前の写真)。
「串 大岩」 老舗の串揚げ屋さんで、蔵を改装した雰囲気のある店内です。高瀬川コースは串揚げが12種類て、サラダ、小鉢、ちりめんじゃこのご飯、デザートがついています。お任せコースは全24種類の串揚げがストップするまで出てきます。
二条通との交差点南東の建物、「株式会社 晴光社」、「不動産振興株式会社」、「株式会社 有集社」、「高田正康事務所」という看板がかかっています。
木屋町通の二条通への突き当りは「善導寺」、正式名称を「終南山真光明院善導寺」という浄土宗知恩院派の寺院です。室町時代末期の永禄年間(1558-1569)に然誉清善(ねんよせいぜん)上人によって六角堂の近くに創建されたと伝えられます。
江戸時代の天明の大火(1788)によって焼失、第4世旭誉(きょくよ)上人の時代に長谷川重兵衛の寄進によって現在地に移りました。幕末に、安政の大獄で尊王派の志士たちを検挙した島田正辰が暗殺された場所でもあります。
隣は「ヴァルズビル」、築1993年、8階建、15戸、1K/1R/1DK/1LDKのマンションで、管理人 巡回、タイル貼り、オートロック、エレベーター、駐輪場ありです。「BAR K6」とバー「Cave de K」が入っています。
左の数軒先に「貝葉書院」があります。黄檗山萬福寺の塔頭・宝蔵院に収蔵されている重要文化財「鉄眼版一切大蔵経」のうち大般若経を主に出版しているそうです。木版手刷りの経本の印刷・製本は宝蔵院でおこなっています。
励みになりますので、ブログランキングの応援のクリック↓をして下さると嬉しいです。
★こちらを是非よろしく→
ブログ村→
-------------------------------------------------------------------





































































最近のコメント